妊娠を考えている人も、まだ迷っている人も、「妊娠前から体を整えておく」ことの重要性が注目されるようになってきました。その中でも、ここ数年特に話題になっているのが プレコンセプション外来(以下プレコン外来)です。
「どんなことをするの?」
「妊活してなくても行っていいの?」
「費用はいくら?」
そんな疑問を一つずつ解説しながら、さらに
✔ 医療機関を選ぶチェックリスト
✔ 初診で必要な持ち物
もまとめて、これ1つでプレコン外来が完全に理解できる内容にしました。
1|プレコンセプション外来とは?
“Preconception=妊娠前”。
プレコンセプション外来とは 妊娠する前の女性の体の状態をチェックし、健康を整えるための外来 のことです。
一般的な不妊治療と違い、今すぐ妊娠したい人だけでなく、
- 将来のために健康を整えたい
- 妊娠できるか不安
- 月経やホルモンの乱れが気になる
- 妊娠するか決めていないけど相談したい
- サプリや生活習慣の見直しをしたい
など、幅広い人が利用できます。
WHO(世界保健機関)も「妊娠前の健康管理は非常に重要」と明言しており、海外では一般化。日本でも近年急激に普及しています。
2|なぜ必要?プレコン外来の目的
妊娠は “運” ではなく、体調・ホルモン・生活習慣・持病 が大きく影響します。
妊娠してから慌てて対策するより、妊娠前に整えるほど妊娠率が上がり、妊娠中のトラブルも減る ことが分かっています。
目的は以下のとおり:
目的① 妊娠率の向上
肥満・貧血・ビタミン不足・甲状腺異常などは妊娠率と密接に関係。
目的② 妊娠合併症の予防
妊娠糖尿病、妊娠高血圧、早産リスクの軽減。
目的③ 赤ちゃんの健康リスクを下げる
葉酸不足、ビタミンD不足、生活習慣の乱れは赤ちゃんの発達に影響する可能性。
目的④ “体の現在地” の把握
生理不順や無排卵は自覚がないまま起きていることが多い。
目的⑤ 妊娠するか迷っている人にも有益
「選択肢を広げるための情報を得る場所」として利用価値が高い。
3|プレコン外来ではどんなことをする?(診察内容)
医療機関によって違いはあるものの、基本は以下の6つ。
① 月経・排卵・ホルモンの状態チェック
- 生理周期
- 排卵の有無
- PMSの強さ
- 経血量の異常
- PCOSの可能性
排卵の有無は妊娠と直結するため非常に重要。
② 血液検査
妊娠可能性に関わる項目をしっかりチェック。
- AMH(卵巣年齢)
- 甲状腺機能(TSH、FT3、FT4)
- 貧血(ヘモグロビン、フェリチン)
- 血糖・HbA1c
- コレステロール
- ビタミンD
- プロラクチン
- 性感染症(必要に応じて)
特にAMHは「卵巣の残りの卵子の量」を知る唯一の指標です。
③ 妊娠に関わる生活習慣のチェック
- 食事
- 睡眠
- 運動習慣
- 喫煙・飲酒
- ストレス
- サプリ摂取
あなたが飲んでいる
ヘム鉄、葉酸、ビタミンD、マルチビタミン、コリン&イノシトール
は、プレコンケアでも定番の成分。
④ 超音波(エコー)検査
子宮・卵巣の状態を確認。
- 子宮筋腫
- 卵巣嚢腫
- 内膜の厚さ
- 多嚢胞の有無
妊娠に問題がないかを調べる重要な項目。
⑤ 持病・既往歴の確認
- 甲状腺疾患
- 糖尿病
- 高血圧
- 自己免疫疾患
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
- 性感染症
薬の調整が必要になることもあります。
⑥ 妊娠の計画やライフプラン相談
- 今すぐ妊娠したい
- 数年後を考えている
- 仕事と両立したい
- まだ決めていない
妊娠のプランニングまで寄り添ってもらえます。
4|プレコン外来へ行くタイミング
結論:早いほど良い。遅すぎるより圧倒的にメリットが大きい。
行くべきタイミング
- 妊活を考え始めた
- 生理不順・PMSが悪化
- PCOS・甲状腺疾患などの診断歴がある
- 妊娠したいが不安
- 健康診断の結果が気になった
- 将来のために1度チェックしたい
20代〜30代前半で“将来のため”に受診する人が増えています。
5|ここが重要!プレコン外来を選ぶチェックリスト
以下に1つでも当てはまる病院なら「安心して通える」目安になります。
✔ プレコン外来の選び方(チェックリスト)
医療機関の種類
- 大学病院・総合病院
- 不妊治療クリニック併設
- 女性医療センター
検査内容が充実している
- AMHが測れる
- 甲状腺検査が可能
- 性感染症チェックあり
- エコー検査ができる
- 血液検査が細かい
料金が明確
- 初診料が分かりやすい
- 検査の費用が事前に提示される
- セット料金があると便利
医師の専門性
- 女性医師がいる(希望がある人向け)
- 妊娠前ケアに詳しい
- 不必要な治療を勧めない
相談の幅が広い
- 食生活の相談
- サプリ指導
- 妊娠計画の相談
- 持病の管理
通いやすさ
- 自宅・職場から近い
- 土日 or 夜診あり
- 待ち時間が短い
6|初診の持ち物リスト(プレコン外来用)
プレコン外来は“情報が多いほど正確に診断できる”外来です。
初診前にこれを準備すると診察の質が上がります。
✔ 必ず持っていくもの
- 保険証
- 飲んでいる薬・サプリのリスト
- 生理周期や基礎体温の記録
- 健康診断の結果
- 妊活アプリのスクショでもOK
✔ あると医師が喜ぶもの
- PMS症状のメモ(時期・強さ)
- 排卵検査薬の結果
- 過去の婦人科の検査結果
- 体重の変動記録
医師に一度渡すと、妊娠に向けたアドバイスの精度が上がります。
7|費用の目安
- 基本相談料:3,000〜6,000円(自費のことが多い)
- 血液検査:5,000〜20,000円
- AMH:4,000〜8,000円
- 超音波検査:2,000〜5,000円
トータルで 1〜2.5万円程度 が目安。
検査数が多いと3万円超える場合もあります。
8|プレコン外来はどこにある?全国設置数
- 主に大学病院・総合病院・不妊治療クリニックに設置
- 名称は「プレコン外来」以外にも
- 妊娠前健康相談
- 女性の健康外来
- リプロダクティブヘルス外来
など多数 - 全国で 約100〜150施設前後
徐々に増加中ですが、まだ全国的に十分とは言えない状況です。
まとめ|プレコン外来は“今すぐ妊活しなくても”行く価値がある
- 妊娠率向上
- 妊娠合併症の予防
- 赤ちゃんの健康リスクを軽減
- 自分の体の「現在地」がわかる
- 妊娠について悩んでいる人にも有益
そして、
良い医療機関の選び方チェックリスト
初診の持ち物リスト
を活用すれば、より正確な診察が受けられます。
あなたの「妊活ブログ」「健康カテゴリ」にもぴったりの内容です。


コメント